へぎそばはこしの強いお蕎麦です
このお店は新潟県の名産品で有名なへぎそばを手打ちにこだわり、蕎麦本来の風味と喉ごしの良さを味わえるお蕎麦の専門店です。
へぎそばは、四角い木の器に載せて食べられたことから名前がつきましたが、板で作った四角い器に一口程度に丸めて盛り付けするためにこしの強いそばが必要でつなぎに布海苔が使われています。
布海苔は2月から4月に収穫する海藻で昔は繊維の仕上げの糊付けに使用され、新潟の織物の産地で使用されていたものがそばのつなぎに使われたと言われています。
特徴はこしの強さと、海藻を使ったことで生まれるつるつるとした食感で薬味にわさびではなくからしを使う地域もあります。
お蕎麦を載せるへぎは、横30cm縦50センチと大きな器を使うため一つに30個程の丸めたそばを盛り付け、3人から4人で器を囲みみんなで食べるのが一般的で大勢で一つの器を囲むことで、心も通じ合いおいしいお蕎麦を皆さんで堪能できる楽しさもへぎそばの魅力の一つです。